建築探訪2~黒磯編2~【MISAKO】
こんにちは。富永です。
先日、運動会を観覧?してきました。雨の中の開催で、途中休憩をはさんだり、競技を抜粋したり。
本人は練習を重ねてきた成果が披露できたようで、競技を終えたときの達成感と解放感を感じることができたようです。誇らしい顔を見ることができました。今までとは違う形ですが、開催していただけたことに感謝。ココロも写真フォルダも大切な思い出でいっぱいです。
さて。黒磯ウロウロ記最終回の2回目。ちょっとマニアックかもしれません。
石の美術館STONE PLAZA
那須芦野・黒磯駅から山のふもとを走ること20分。
民家の間にひっそりと存在する、石の美術館「STONE PLAZA」
隈研吾氏の設計。大正から昭和初期に建てられた石蔵を活用して計画されました。
(撮影フリーとのこと。)
あいにくの天気でしたが、雨音が館内の静けさを際立たせ、水面に浮き出るような波紋が変化を生んで余韻に浸れます。しっとりと濡れた石が時間をよりゆったりと感じさせるようです。
(石の茶室)
限定された光が、石の素材感を際立たせ、陰影をかもします。
石材の中、静けさに身を任せると、自分は石よりも草に近い、有機物であることを感じ、変化の速い生物であることを自覚します。短時間を生きる生命であることを、少しはかなく、でも生き生きと感じます。
(石の間の生命)
(石蔵ギャラリー)
作品と空間の出会い
(石と水のギャラリー)
開催中の展示会は中村裕紀展。直線とモノクロが特徴的な中村さんの作品。
光と影が際立つ素材感の中で感じる作品は、圧倒的です。
作品と空間の相性が合うとき、より引き立てあい、より特別な時間を紡ぐかのようです。
美術館というよりも、作品に会わせて会場や場面を選ぶ、トリエンナーレを見ている感覚に、近いものを感じます。
少し遠方でしたが、今回、この建物と作品の組み合わせで出会えたことを幸せに思いました。
まだ開催期間がありますので、ぜひ体感してみてください。おすすめです。
那須芦野・石の美術館STONE PLAZA: http://www.stone-plaza.com/
「中村裕紀展」・共振: http://stone-plaza.com/exhibision/nakamura.html