寒くない給気口のヒミツとは【MISAKO】

こんにちは。富永です。
外気温度が低くなってきましたね。朝の車のフロントガラスが凍りはじめ、栃木の冬を感じます。。
お部屋の中でも、隙間風を感じませんか?それは、室内温度差があるからです。
ラウレアホームのお家は23℃が標準目安室温で、室内温度差は2度。これには、たくさんの秘密がありますが、今回は給気に注目。

外気+21℃で給気します。

換気経路は、
 
給気口
 ↓
床下断熱空間
 ↓
対交流パイプシャフト
 ↓
室内
 
となっています。
フィルターがある給気口から、床下である基礎断熱空間で地熱をもらい、各地点で排気からの廃熱
を回収した空気が、室内へ供給される仕組みです。
 
給気温度の記録は取れていますが、エネルギー的にはどうでしょうか。
(外気温-2℃のとき、室内吹出温度は19℃)
宇都宮で注文住宅ならラウレアホーム
(相変わらずの給気口。錆びることはありません。(モデルハウス1)

床下空間から得られるエネルギー量とは?!

ラウレアホームでは新築住宅について、全棟BELSを取得しています。
毎回、お施主様のご自宅をそれぞれ算定しているのですが、今回は実験的に計算してみます。
 
換気経路以外は同じ条件として、設計一次エネルギー(MJ)を比較します。
 
給気が床下空間を、
①経由しないとき        109,465
②無断熱空間を経由するとき   109,040 (①-②   425)   
③断熱空間を経由すると     106,891 (①-③ 2,574)←ラウレアホーム標準仕様
 
断熱した床下空間を換気経路とするとき、経由しない場合に比べ、2,574MJのエネルギー効率が得られることがわかります。
床下空間を経由するだけでなく、しっかりと断熱することが必要であることがはっきりとしました。
(断熱環境等各種設定はラウレアホーム標準仕様による)

その、お得度合いは・・・

エネルギー量として数字が出てきても、少し現実感がありません。。
これをわかりやすく金額にすると・・・
 
給気が断熱された床下空間を経由すると、年間 17,013.4円お得。
 
(23.8円*2,574/3.6kWh=17,013.4円)
※昼夜の電気料金を時間当たりで計算し平均化。1日平均23.795円→23.8円/kWhとしました。
(参照:東京電力エナジーパートナー スマートライフ)
※1kWh=3.6MJ
※今回の計算では廃熱回収は計算対象外となっています。

断熱も施工から

少し極端な表現化もしれませんが、
「とちぎの冬に、半袖で」生活をしていただくためには、
計画的な設計と、それを実現させる施工力が必要です。
計算上で数字を出せても、施工完了後に隙間があっては、効果は得られません。
ラウレアホームがC値・G値などの住宅測定にこだわる理由は、ここにもありました。

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