国立西洋美術館リニューアルオープン!

コロナワクチン3回目も打ちましたので、感染対策をしながら行って来ました、久々の都内。
行きたかったのはタイトルにもあります

国立西洋美術館

東京は上野にあるのは有名ですが、1年半近くリニューアル工事で休館していたのはあまり知られていないかも?

この美術館(国立西洋美術館へリンク)、20世紀モダニズム建築の巨匠「ル・コルビュジエ」の設計です。フランク・ロイドライト、ミース・ファンデル・ローエと並ぶ近代建築三大巨匠の中の一人でもありますね。
彼の有名な建築物としてサヴォア邸(フランス)ロンシャンの礼拝堂(フランス)ユニテ・ダビタシオン(ベルリン)等がありますが、日本政府から依頼され国内に建築されたのはここだけになります。何とこちら

世界遺産登録

されております。

コルビジュエの特徴は何と言っても「ピロティ」。鉄筋コンクリート製の角・丸柱で上階を支える下階に大きな吹きさらしの空間や吹抜けを持つ設計です。
横長・縦長の窓を上手く使い、室内に光を効果的に取り込んでいます。
今回のリニューアルは特に庭園の部分、彫刻の配置や燃えやすい木質系の建材を不燃にする等安全面も配慮しながらされたようです。

堂々とした佇まい。上野公園敷地内にありますが美術館に用のない人は入れないよう、メインゲートがあるので写真映えします。晴天に恵まれ、白い建物と空のコントラストが素晴らしいです。

正門入って西(左)に移設されたロダンの「考える人」このポーズも有名ですね。

この「考える人」がオリジナル(本物)か?と議論されるそうですが、本物です。
ロダンの石膏型から作ったブロンズ像だから本物という事だそうです。ナルホド・・・
入場券を買って美術館内へ。写真撮影OKなところだけ撮らせていただきました。
絵画も写真撮影不可のマークがあるもの以外は撮影時音出さなければ大丈夫です。

19世紀ホールです。火災で危険な木質系の素材を見直したとか。
ここが美術館のほぼ中央。常設館の他、期間特別展示がありまして今回見たかったのがコルビジュエが描いた絵。建築家ですが画家でもあったとは、つい先日まで知りませんでした。

183センチの男性から黄金比を割り出し、設計基本モジュールを描いたというのは建物を見てふむふむと納得できたりしますが、絵は無理です^^;
もうピカソに近い感覚を持ってた人ですね。頭の中はこんな感じだったのでしょうか?

男女2人が椅子なような物に腰掛けて手を繋いでいるようにも見えますが奥行き感がおかしい・・ずっと見てると平衡感覚を失いそうです。

絵によってですが、近くで鑑賞するよりも一歩引いて見た方が物の形が解って面白かったりします。この絵の右下、人の顔がガラス瓶のようにも見えます。誰もが下の線でスケルトンになってると判別しますよね。でも瓶の上の方は壺になってて、小人が上を走ってる。作品にどんな意図があるのでしょうか。

コルビジュエはお腹一杯になったので(笑)
やはりモネやゴッホが展示されている常設展の方はほっとします。

↑思わずこの作品、魅入ってしまいました。ウィリアム・アドルフ・ブーグロー作(少女)
天使や少女を柔らかいタッチで描いた作品が多いそうで。彼の作品をもっと堪能できる美術館があれば行ってみたいなと思いました。

大人入場料500円。たったコレだけで膨大な数の西洋絵画と世界遺産建築物を堪能できます。
コスパ最強ではないかと。まだ未経験の方、是非「国立西洋美術館」に足を運んでみてください。

久々に都内に行くと沢山のお店が入れ替わっていたり、今のトレンドを追う店舗のデザイン等とても刺激になります。木質材とコンクリートの調和とか多いですね。

本物を見る

ってとても大事だなと思いました。

 

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