高気密高断熱住宅でも必要!吹き抜けの大きな意味とは!?【MISAKO】
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こんにちは。富永です。
先日、高校時代からの友人が遊びに来てくれました。日々のラインでつながっていますが、会えることの喜びと、衝撃!
(うちの次女と友人宅長女さんが同学年だった!次女さんがもう話していた!などなど・・・。)
密を避けて公園へ行ったり、おしゃべりはマスク越しと、気遣いながらですが、3年ぶりの再会は、とてもとても幸せな時間でした。
さて。先日、お電話でお問い合わせをいただいた中に、
「吹き抜けは、どのくらいのサイズをとりますか?」とのお声がありました。
一般的には・・・
・吹き抜けや階段室から吹き降ろす風が寒い。
・吹き抜けのせいで全然家が温まらない。
などなど皆様の経験値を基に、いろいろなご意見があると思います。
今回は、吹き抜けをめぐる論争に、ラウレアホーム的回答をご提示します!
吹き抜けは悪なのか?
1階と2階の空気環境が異なることで、温度差が生じ、意図しない空気移動が起きていることで、
暖冷房の効果が感じられないことが原因になるようです。
各階層で、空気環境を保つのであれば、しっかりと区画することが必要でしょう。しかし、暮らしたい家族の生活様式を叶えるために吹き抜けをつくったのでしょうか。
空気環境計画と間取りの特徴が一致していないことが要因で、住環境を悪化させてしまうのではないでしょうか。
意図しない環境にならないように、空気環境と生活のバランスが大切ですね。
目的を持たせた計画的環境
ラウレアホームでは、家の中、全ての空間を快適な温湿度環境
23℃50%(±2℃)・特に水回りを暖かく
を目指しています。
温度差が発生すれば、必然的に湿度差が起こります。これは家の天敵である、壁内結露の原因になりかねません。結露する部屋を作らないように温湿度環境を整えるには、空気が留まる場所を作らないことが重要です。そのため、必要な場所には吹き抜けを配置し、家の中の空気をいつも循環させるように計画しています。
ラウレアホームでは「吹き抜け・階段室=家の中を快適に保つために必要として計画している、大切な空間」です。
音と匂いへの配慮
吹き抜けの心配事は、空気環境だけではないですよね。みんな心配。匂い・音拡散問題。
・匂いの拡散
ラウレアホームは給気口が1カ所・排気口が各部屋1カ所(目安)。匂いは全て巻き上げることなく、床から排気します。(キッチン・風呂・トイレに天井・壁の換気扇はありません。)
キッチンでコーヒーを入れていても(豆を炒っていても)気づかないほど。(岡野談。)
換気経路をしっかり計画しているので、匂いが拡散することはありません。
・音の拡散
1階・2階で違うテレビを見ていても、双方支障がありません。(富永体験済。)
これは、吸音に対して効果的な材料を使用しているから。施工は大変ですが、効果は抜群です。
(モデルハウス1:圧巻の吹き抜け具合。階段~2階は絨毯敷で、吸音材を兼ねる。)
・部屋全部が寒くないの?
エアコンを配置している場所から、吹き抜け・階段室などを通してサーキュレーターで空気を循環させ、各部屋の排気口で排気しているので、部屋隅々まで暖かい空気が行きわたります。
また、地中熱利用換気システムで外気と同じ温度で給気するのではなく、地中熱をもらった空気を給気していることも、空気環境を整えるために、大きな役割を果たしています。
総合的判断が肝心
「お家のサイズや間取りによりますが、空気を循環させるために必要な場所・サイズで計画します。時には、リビング階段になったり、階段とは別の場所に吹き抜けを計画することもあります。」
少し曖昧ですが、これがご質問の回答となります。
「高気密高断熱の家」でも、計画・施工するメーカー様それぞれに考え方が異なります。
気密・断熱だけでなく、お施主様が検討されている土地について、どのように判断するか。温湿度管理と給気・排気計画をしながら、暮らしを組み立てていく。総合的な判断が家の性能・快適性を左右すると言えると思います。
(モデルハウス2:一見控えめな吹き抜け。別に階段室があり、空気の循環はばっちり。2階の部屋数もしっかり。)
2つのモデルハウスは異なる吹き抜け計画。どちらも全室快適温湿度で生活しています!
「本当に吹き抜けは必要なのか!?」
ぜひこの冬に、体験してみてください。お待ちしております。