一番安らぐ場所、そこは自分の家以外に無かった

ラウレアホーム代表の岡野です。
スーツが上しか売れない。お見合いもオンラインで。外出時のマスクはもはや服と一緒。
ノーマスクで街を歩こうものなら突き刺さる視線にメンタルをやられます。
ニューノーマルの加速。もう

コロナ前の世界は戻ってこない

という話も出ています。
休日に、妻と久々に食事に行きました。馴染みの店はアルコール消毒に席の間にウイルス飛散防止の「ついたて」が新たに設置され
メニューも簡素化。食事をしている時以外はお客さんも従業員さんもマスク着用が定着しています。
良く人間ウォッチングって言いますよね。外に出て食事をする時、他人を「特定」しそこに居る人を自然と観察し
無意識に自分との違いを判別、勝手に脳は色々と考え始めます。
知り合いであれば

あ、○○さんだ！後で声かてみよう

とか、「あの人のファッション素敵だな」と考える時、必ず顔が特定できました。
シングルの方がパートナーと出会う時、体型と同時に「顔」って重要なFactorですよね。好みって物があります。
オンラインならまだしも、常にマスク姿の世界でどうやって恋愛するんだろう・・・と余計な心配したりします。
買い物に行っても、ほぼ全員マスク着用。もはや知人・他人どころか表情すら分かりません。
ニューノーマルといえばそれまでなのかも知れませんが、顔の見えない世界って奇妙ですね。自分も他人に識別されないと思うと、
ブランド物とか不必要になります。
マナーや感染防止という事で仕方ないのですが、これから日本も真夏を迎え皆さんマスク着用にどこまで耐えられるかですよね。
エアコンの効いた室内ならまだしも36℃もあるような真夏の屋外、しかも肉体労働でもしたならマスクの下は恐ろしい状態になる事でしょう。
仕事で仕方なかったとしても、

休日くらいはマスクをしたくない

となるのではないでしょうか。こんな世界でも、マスクをせず誰にも責められない空間があります。
それは庭を含め、自分の家。マイホーム。
受験生を抱え、一部の方は家でもマスクという方もいらっしゃると思いますが、
家族という最小共存コミュニティーの中だけはノーマスクが許されます。紐で耳が痛くなる事もない。
顔を見て笑顔で話をすることができる。お互いの顔を見て「個」を認識し安心する。
緊急事態宣言が解除になってから、新築をお考えの方から問い合わせが急に増えました。
やはり皆さん、家が一番居心地が良いと気付くのでしょうか。
外食やショッピングに留まらず久々に温泉旅行に行こう！、いざ宿に到着すれば部屋に居る時以外はマスクを着用しなくてはいけません。
個人を特定できない事への心理的ストレス。これで完全リフレシュは無理な気がします。
こんな時代になったからこそ、家の価値が見直されているように思います。
自粛解除で外に出てみたけどやっぱり家が一番良い！自分がそうですからね。
withコロナ。ニューノーマル。常にマスク着用の世界。唯一自然体で居られる場所はひとつしか無いのかも知れません。