真夏の前に知っておきたい“涼しい家”の秘密

こんにちは。ラウレアホームの岡野です。

いよいよ梅雨入り、夏が近付いてきました 

宇都宮も昨日(5月20日)は真夏のような暑さでした。いよいよエアコンを冷房運転にする季節

また、暑さ対策で電気代が大変」「どこにいてもムワッとする」など、住まいの悩みも多くなる季節でもありますね

実は——
家の“つくり方”次第で、真夏でも涼しく、しかも省エネに暮らせること、ご存じでしょうか?

暑さ対策は「断熱等級」だけでは不十分です

最近よく聞く「断熱等級7」などの言葉。
もちろん、高性能な断熱材を使っているかどうかは重要なポイントですが、それだけで快適な夏が手に入るわけではありません

例えば、C値(隙間の大きさ)
この数値が大きいと、いくら断熱しても“すき間風”から熱気や湿気が入ってきて、エアコン本来の能力が発揮できなくなります

ラウレアホームでは

C値平均0.15㎠/㎡

⚠️これは大手ハウスメーカーでも難しいと言われるレベル


すき間が少ないからこそ、小さなエアコン1台でも家中が涼しくなるんです

実は“除湿性能”こそ、夏の快適さを左右する

エアコンは室内機で急激に空気を冷やすことで結露が起こり、その水を外に捨てる仕組みになっています


つまり、冷房時には同時に除湿も行っているということ。外のホースから出ている水は家の中の湿気なのです

ところが、防湿層でしっかりと気密性能が確保されていない家では、外からの湿気がすき間を通って室内に入り込み、せっかくの除湿効果が半減してしまいます

その結果、「エアコンをつけてもムシムシする」「除湿してもなんとなくジメジメする」といった不快な夏になってしまうのです

真夏でも快適な理由。それは「エアコンの位置」にある

意外と知られていないのが、「どこにエアコンを付けるか」という設計の重要性

例えば、リビングの壁にポンとエアコンを付けただけでは、冷気は下にたまり、廊下や寝室までは届きません

ラウレアホームでは、空気の流れを設計し、家全体がエアコン1台で冷えるように設置場所を最初から計画します

配線や配管の位置も、間取り設計とセットで緻密に計算。気密処理も配管工事中、しっかりと業者さんの仕上がりを確認します。

実際に稼働したエアコンの空気はサーキュレーション効果で家中を通る気流計画

だから、真夏の夜もエアコン1台で家じゅうが涼しく、静かに、心地よく過ごせるんです

新築工事打ち合わせ中に

「エアコンは入居後にご自身でお選びください」

と言われた方、要注意です

なぜなら、それはつまり——
冷暖房計画をしていない家だということ

エアコンをどこに、どう付けるかは、家全体の性能設計の一部であり、後から決める話ではありません

そんな家、建てちゃだめですよ

【著者情報】

有限会社 ラウレアホーム
代表取締役 岡野孝祐

一級建築士 ・宅地建物取引士・ VOC測定士 ・第二種電気工事士
一年中半袖で快適に暮らせる「天井の無いお風呂がある家」を造っています
メディア:「となりのスゴイ家」出演

壁断熱工法・屋根断熱工法・自動給水加湿器・3つの特許を取得
趣味:サーフィン・海外旅行・登山・写真・動画編集

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