手紙【NAOYA】
ふらっと書店に立ち寄ることが増えてきまして
この作品いいなと思ったので書こうと思います
さて最近はスマートフォンでの電話やメールのやり取りがほとんどですが
皆さんは「手紙」を書く機会がありますか?
今回はそんな「手紙」に関するお話です
東野圭吾『手紙』
物語の始まりは
弟と2人暮らしをしている武島剛志
彼は弟の大学進学のための金欲しさに空き巣に入り
思いがけず強盗殺人を犯してしまいます。
それによって、弟で本作の主人公である武島直貴は
突然ひとりぼっちになってしまいます。
そんな中、獄中の兄・剛志から月に1度必ず手紙が送られてきます
次第に兄からの手紙に対し、返事をしなくなります
まるで「殺人犯の弟であることを忘れるな」というメッセージであると感じるようになってきたからです。
進学・就職・恋愛・結婚と幸せをつかもうとするたびに
犯罪者である兄を恥じ、強盗殺人犯の弟というレッテルに苦しむことになり
彼は、兄と絶縁することを決意します。
彼にとって、兄との繋がりは、もう手紙しか残っていません
だからこそ、最後に兄に手紙を書くことで縁を切ろうとするのです。
その内容とは・・・・
見どころ
こんな暗そうな内容ではありますが他に見どころもありまして
・素直になれない恋愛展開にウズウズ!
・初めて見つけた夢……足枷になるのは、やはり兄の存在
・厳しくも優しい、言葉の数々
犯罪者の弟というレッテルを貼られ、社会からの差別に苦しむ人間は
どのようにこの現実と向き合うのでしょう
ぜひ本作を読んでその気持ちを感じとってみては
どうでしょう?
作中最後の少し切ないシーンも必見です。
自分は、小学生の授業で書いて以来、手紙を書いた記憶はないと思います。
20代前半の僕ですが連絡が必要になるころには
ガラケー・スマホが基本の連絡手段になっていたこともあり、手紙を書く機会もなかったように感じます。
これからも書く機会はあまりないのかと思いますが
手紙を書くタイミングがあれば書いてみるのもいいかもしれませんね(*´ω`*)
あまり字を書いてこなかったこともあり文字は汚いかもしれませんが
そのあたりは気持ちですからね。