ガウディ建築探訪2019サグラダファミリア編ー4

らせん階段を降り、一度教会聖堂内へ。一度外へ出て受難のファサードを見てみます
華やかで生き生きとした造形の生誕のファサードとは正反対
彫刻も角張ってイエスの苦難を表現しています

今回エレベーターで上がった塔は受難のファサード側手前4本見える内、一番右になります
写真は道路側からサグラダ・ファミリア全体を見たもの
近寄りますと、左下に最後の晩餐で使徒達とテーブルを囲むイエス
出入り口左に裏切り者のユダが接吻を交わす姿
アーチ中右、これから磔にされるイエスが自ら十字架を運び上げる場面
残酷で悲しい物語を表現しています

聖堂入り口真上には磔刑にされたシーンの像があります

冠のような白い柱の装飾はどこか人骨を想像させるような形をしています
受難のファサードに出てくる兵士達の鉄仮面は、カサ・ミラの煙突に似ています
僕はやはり「生誕のファサード」が好きですね(^_^;)
ここも心行くまで見学してから地下工房内へ
 

残り150年かかる

と言われた建設期間を劇的に短縮できるのは3Dプリンターの登場だと聞いています
ガラス越しに見える工房内にありましたプリンター。手前に一機。奥に2機
縮小されたスケールでしょう、様々な3次元の設計図が出来上がっています

これを実寸法に置き換え、1/1スケールで造ったものをクレーンで上げ積み上げて行きます
工房と同じフロアには、展示室があって不思議なロープの集合体があります

錘をロープに吊したした時、ロープは直線ではなくアーチを描いて下に垂れます
この「アーチ」形状が力学的に合理的と考えたガウディは、このまま180度ひっくり返したものを
塔から聖堂内にある柱の角度とし、鉛直荷重を最適な位置で支えられるよう設計しました
コンピューターも無く高度な構造計算ができなかった時代に編み出された手法のようです
どこを見ても飽きることなく、ただ「ため息が出る」ばかりですが
混雑してきましたので外に出る事にしました

こちらは夜のサグラダファミリアですが、生誕のファサード前の公園の水面に映る姿もまた素晴らしいものでした

現在完成している部分がグレーの部分で、白いパーツの所をこれから造って行くそうです
本当に2026年に完成するのでしょうか・・材料の調達にも苦労しているようですし

やっぱり無理です

と工事期間延長されるかも知れませんね
次回はこちらも「ガウディ建築世界遺産群」の一つ「カサ・ミラ」をご紹介したいと思います
【番外編】
ランチにサグラダ・ファミリア近くのレストランで食べた「イカ墨のパエリア」
本場の味ですね。美味しかったです

ホテルはコンドミニアム形式でキッチンがあったので、夕飯はスーパーで食材を買って自炊しました
普通にトマトパスタ。イタリアンかい!と突っ込まれそうです(汗)


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