高気密高断熱なのに寒い【社長ブログ】

衝撃のタイトルですよね

高気密高断熱住宅と聞いて建てた筈なのに寒い&暑い。

検索サイトの変換候補でも出てきちゃうくらいメジャーなワードに。確かに高気密+高断熱と2つの「高」を掛けられたらいかにも暖かそう(冬)涼しそう(夏)ですものね。実は、この高気密高断熱住宅という言葉そのものに問題とカラクリがあるのです。

どの断熱性能・気密性能から「高気密高断熱」と呼んでいいのか?実はここに明確な決まりが無いのです。食品で言うと、どこで育った牛さんか確認も取らず●●牛って言っちゃってるようなもの。

そうですね、家の場合1990年に決められた断熱基準=断熱等級4を「次世代省エネ基準」と国が言っちゃってるくらいですから、そこを満たせば

高気密高断熱って言てもいいんじゃね?

的な感覚ではないでしょうか。難しい単語(用語)を抜いて説明しますと、この断熱性能等級4が創設されたのは1990年基準。30年以上も前です・・・

ここを満たしていたとしてもドイツの平均的な戸建て住宅に比べ同じ暖かさに暖房したとすると、灯油の使用量が約7倍という駄目っぷりです。しかもこの断熱性能等級4って義務化すらされていないのです。

 

2025年、2年後に日本でもやっと義務化されるのですが全く駄目な仕様って事です。

僕が思う高気密高断熱の高断熱の指針値は

断熱性能等級6

少し専門的に数値を出しますと、地域5というエリアでUa値0.46以下をクリアといったところです。でも、これを満たしたといえあくまで計算数値上の話。次に大事なのはそれがちゃんと数値以上になるか施工されているか?って事。それと、断熱とセットで同じ位大事なのが気密性能。高気密も、高気密って言って良い基準って無くて言いたい放題。測ってもいないのに高気密とか言っちゃいけません(ラウレアホームは全棟気密測定)

せっかく断熱性能等級6で建てても気密性能C値が悪いと意味なくなっちゃいます。家の隙間が小さい=漏気が極力少ない。まぁそれも勿論大事なんですけど・・・

 

気密性能C値の数値が良い事で、家にとって何が良いのか。それは、壁体内結露を起こさない家という事なのです。水蒸気(ベイパー)を通さない本当の気密住宅。石膏ボードや面材で気密を取っても駄目です。水蒸気バリアができた隙間が少ない家。

結論

高気密と言って良い=隙間相当面積C値0.36cm2/m2以下。0.2cm2/m2以下は超高気密。

測ってないのは論外。

高断熱と言って良い=それぞれの地域区分ごとで断熱性能等級6以上 

更に大事な事 その数値を出す為の施工と品質施工監理

です

また新しい現場(新築)がスタートしました。とてもロケーションの良い場所です(^^)
地盤調査に立ち会いました。

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