暑い記憶が心に沁みる【yuta】
この頃一気に冷え込み、朝布団から出るのが難しくなってきました。この季節が来るたびに毎年「ラウレアホーム」の家住みたいと思うんですよね。断熱性能は作業をしながら身をもって体感していますから。しかし、残念ながら私はまだ建てることが難しいので、夏の暑ーい思い出でこの寒さを中和しようと思います。
時は遡り、まだまだ暑い8月です。日光東照宮にある「五重塔」で、内部構造を知ることができるイベントが開催されていたので、社寺仏閣の好きな友人と行ってきました。(ついでに趣味である御朱印集めも兼ねて)
東照宮へ足を運ぶのは小学生以来でしたが、やはり人の感性は歳を重ねるごとに変わるものですね。大工という仕事に携わっているからかもしれませんが、建物の圧倒的な造形美はもちろん、彫刻や継ぎ手など、「ここはこの継ぎ手で、あっちはこうして繋いでいるのか」と感心することばかりでした。
写真の金物(六葉金物)にある黒いハート型のくり抜き。これはハートではなく、逆さにすると猪の目に似ていることから「猪目」と言って、魔除けや福を招く護符の意味合いがあるそうなんです。初めて知りました。ガイドさんありがとうございます。
五重塔に使われている免振構造が、東京スカイツリーにも応用されているのは有名な話ですね。
改めて、先人たちの知恵と技術に驚かせられる一日でした。
その後は、友人に継ぎ手や部材の名称を教えてもらいながら、4時間近く境内を歩き回ってましたね。いやー暑かったです(笑)
これから日光は紅葉の季節ですね。楽しみです。