冬でも快適な現場【社長ブログ】
今朝(23/11/18)の気温7℃。そこそこ寒いですね。宇都宮市、その周辺にお住まいの方も暖房のスイッチが入ったと思います。暖房器具はそれぞれ。
石油ガス/ストーブ、ファンヒーター・ガス暖房・電気式床暖房・エアコン暖房・薪ストーブ・・・選択肢は沢山ありますね。石油やガス式の「化石燃料」を燃焼する暖房器具は直火ですので室内暖房器具の前は触ると火傷をするくらい熱くなります。火力(cal)が強ければ強い程、冷え切った部屋でも運転をすればそこそこ暖まります。でも、この
冷え切った部屋を暖める
というのは間欠運転と呼ばれる使い方で、ラウレアホームの標準仕様となる高断熱高気密の家には向きません。家の性能が良い利点を活かしていない運転方式なのと、酸素を燃焼で使い排気で空気を汚してしまうから。また、家全体が暖まるまでに時間が掛かるからです。
話を変えて、ここでは「物質」と呼びたいと思いますが、家には沢山の物質・物体が置かれており家そのものも壁や天井、床という部位は分類すると下地木材・石膏ボード・フローリングというこちらも材料という物質で満たされています。
物質=質量ですが、それは熱を蓄える力を持っています。「家の中に置かれている物+家そのものが蓄熱する素材」という訳なんですね。
2003年以降の新築住宅はシックハウス対策として24時間常時換気設備が設置され、暖冷房した空気は換気によって残念ながら熱もある程度外に出て行ってしまいます。
だからといって換気装置は止めてはいけないので空気の入れ替えと暖冷房という一見矛盾した事をしなきゃいけない。室内空気に熱を留めておけないのでこの
物質に熱を蓄え、その放射熱を受け取る
事ができると住宅の保温性能を向上させられます。それができれば室内の物体を外気温に関わらず常時適温にしておくという意味で連続暖房の方が良い事になります。
更にその暖房は火気を使わない事で安全に点けっぱなしにできる最適な物、
エアコンになります
電気だから寝ている時も点けっぱなしにできますね。
整理しますと、外気と室内の温度差による熱損失を少なくするのは断熱性能。エアコン暖房で作り出した熱を保温するのは家の物質。家具や物が多い家は冬暖かいし、夏は涼しいという事です。物質による蓄暖・蓄冷効果ですね。作り出した熱を溜める→放熱させる→放射熱を受け取る、のサイクルを上手に回す。
↑オーナー様の冬の暮らし↑
ラウレアホームはここに注目しました。比熱量の大きい素材、例えばコンクリートやレンガのようなもの。蓄熱材として優れており、蓄熱暖房機等に使われています。ですが、ここに蓄熱させる為の投入エネルギーが大きすぎて燃料代(電気代)が掛かり過ぎ。深夜電力で蓄熱暖房機やオイルヒーターを使って電気代に驚き、使うのを止めた方も多いのではないでしょうか?家の保温性能向上させる手段としては、比熱量の小さいものの方が向いています。じわーっと熱を溜めてじわーっと放熱する素材。それをできるだけ沢山家に置く。
常時換気をしていても、小さなエアコンだけで家中ぽっかぽかになる秘密はこの「蓄熱」にもあります。企業秘密なのでホームページにもInstagramにも書けません。
でも構造見学会に来ていただくと見る事ができます。本気で暖かい家に住みたいと思われたなら、一度見てみませんか?きっと驚かれると思います。
11/26(日)下都賀郡野木町にて構造見学会を開催します。工事中ですが、本当に暖かい現場です。ラウレアホームの性能を体感してみてください。