持ち家or賃貸
私は建築屋ですから。どっちが良い?と聞かれたら賃貸が良いですという選択はなく、
持ち家が良いですよ
と迷わず答えますね。建築屋だからそう答えるんでしょ、と聞かれれば商売ですしそれは間違ってはいないのですが
持ち家の方が良いという明確な理由があります。それはあくまでラウレアホームが建てる家に住んで貰えるならという条件付ですが。
TVやyoutubeで影響力のある方が
家なんか買うな、負債でしかない。賃貸ならメンテナンス費用もかからないし、古くなったら住み替えれば良い。
とブログや動画で配信されているのを良く見ます。
そういう考えもあるのか、と納得する部分も確かにあります。でも持ち家(マンションも含む)を買う・買わないの議論に、経済的な理由しか語られていないんですよね。
・住宅ローンを組んで何十年も大変な思いをして払って行くのはゆとりの無い生活になる
・家を建てると修繕にお金が掛かるので家賃なら傷んだ家の修繕は大家さんなので気にしなくて良い
とか。影響力のある人が持論を展開され
家やマンションを買うな
というテーマは人気のようです。今回、自分がこのテーマでブログを書こうと思ったのは、
経済的に賃貸が良いと判断するのであればそれはそれで良いと思うけど、家を買う・買わないを迷った時に
住環境の事も考えていますか?
という事からです。先述しましたが、買う家の前提は高気密高断熱住宅でちゃんと快適な暮らしができる環境のもの。冬寒くて夏暑い家は買わなくて良いと思います。では、賃貸ってどうなの?
賃貸物件とは、大家さんが建物の建築費を借り入れた資金を家賃収入によって返済しながら修繕もしていき、残ったお金を不労所得とする為の資産なので建物にそんなにお金をかけられません。
省エネ基準も国の基準が低すぎて(地域5でUa値0.87)それをクリアした程度では冬暖かくないし、夏も暑くて仕方ないレベルです。
もし、弊社で造る家(Ua値は倍の性能)を賃貸でやろうとしたら家賃も高めに設定され相場よりも高くなり借りる人が居ないでしょう。
質の良い持ち家を建てて、寒い冬に半袖短パンで暮らすのと、窓が結露する寒い家の賃貸で何十年も暮らしていくのとでは健康度合いが変わって来ます。
今はインフレ・円安でスタグフレーション状態の日本。住宅を購入、建築する人が減るのも納得です。
話をまとめると、賃貸と変わらない性能の家・マンションなら買わなくて良いと思います。
ですが、質の良い暮らし・自分で理想的な住まい方ができる空間を手に入れたいなら性能の良い家を買う(建てる)べきです。
ラウレアホームの家と同等かそれ以上の性能の家は賃貸では無いと思って良いでしょう。
「住宅ローンは借金」というのは間違ってませんが、家という資産だけでなく健康寿命を延ばす為の投資だと思っています。
冷え性だった人が治る。足が痛くて辛かった人が楽になる。家事時間が節約できて時間ができる。
持ち家か賃貸か
永遠のテーマですが、自分と家族の健康に大きく関わるという事も知っておいてくださいね。
昨日は、家を建てる決断をし、ラウレアホームに新築住宅を任せてくれたお客様の上棟
本日は来月から注文住宅基礎工事着工のお客様の敷地で地鎮祭でした。
どちらも澄み渡った青空の下、無事に行うことができました。