アマルフィへ
イタリア滞在2日目はヴェネチアからローマへ飛行機で移動。2時間程、お昼過ぎにFCO(ファウミチーノ)空港へ到着し、急いで駅へ向かう。ここでイタリアの交通事情、ルーズさを思い知らされます。
先ずは飛行機(ITAエア・イタリア国内線)が普通に30分遅れで到着。スーツケースはイタリア到着日から預けサービスに預けたまま、機内持ち込みのみなので直ぐ駅へ向かうのですが
ローマ・テルミニ駅へ向かうレオナルドエクスプレスがこれまた普通に遅れて出発💦
日本のようにスムーズに乗り継げれば、テルミニ駅初の高速列車に余裕で間に合うのに、予約していた電車に乗る事ができませんでした。2人で日本円にして1万6千円のチケットが紙屑に😭
運良く次発のチケットを買えたので、出発ホームを探すのですがその列車がどこから出るのかが分かるのが出発時刻の5分前。
電光掲示板の前は自分が乗るべき列車のホームがどこか知りたい人でいつも溢れています。表示が出ると一気に人が大移動。スリが紛れ込んでいたらやられそうです。
写真はイタリア高速鉄道の一つ、フレッチャ・ロッサ。電車のフェラーリといったところか?派手な色。
やっと表示が出たのでその人達の流れに紛れて列車に乗り込むと、これがなかなか発車しない。どうやらイタリアの高速鉄道の遅延は日常茶飯事。
3、40分の遅れは当たり前で、運が悪いといきなりキャンセルされたりするので本当に注意が必要です。日本での事前予約も相当時間に余裕を持ってチケットを買うか、当日買う方が無難です。
それから、チケットですが日本の鉄道とは乗り方が違います。オンラインで買ったチケットなら添付のPDFファイルだけでOK。
自動券売機で買った場合はその切符をホームにある打刻機で日付と時間を打刻してから乗らないと、検札が来た時に罰金を取られます。バスも同じ。後のブログで書きますが、容赦無く罰金を取るシーンを目の前で見ました。
余談ですが空港のトイレ、先進的でハイセンスな手洗いでした。
(写真↓ローマ・FCO空港のトイレ、タッチレス操作の手洗いカウンター格好良かった)
やばい。相当遅れてる
南イタリアの玄関口「サレルノ発」フェリーのチケットを買ってしまっているので、ここでイタリアの遅延事情が分かってもどうにもなりません。10年前にミラノに来て知っていたのに忘れていました。
何とか間に合ってくれ!
と心の中で祈りながら高速鉄道に乗る事2時間30。夕方、やっとサレルノに到着。フェリー乗り場まで歩いて15分。
早歩きでフェリー乗船場へ向かい、バウチャーをチケットに交換。出発10分前というギリギリではありましたが、乗る事ができました。お昼を食べ損ね、喉もカラカラ。フェリー乗り場で買ったストロベリーフローズンの美味しい事。生き返りました。
良かった。今日中にアマルフィーに行ける
ヴェネチアもサレルノも天候に恵まれ、南イタリアの景色を楽しみながらアマルフィーへ向かう事ができます。
サレルノからバスでアマルフィへ行く事もできるのですが、乗り心地が悪いバスでカーブが多く、お勧めしないとあったので景色も楽しみながら向かえるフェリーを予約しました。
航路はこんな感じ。途中、主要な港に寄りながらアマルフィーに着きます。
↑サレルノの駅からフェリー乗り場へ
カラカラに乾いた喉(^^;↑フローズン飲んで生き返る💦
↑こんな景色を1時間程眺めながらフェリーは進みます
着きました!アマルフィ海岸。ヴェネチアとはまた違って、少しのんびりとした風景。まだ明るい内に来られてよかった。
先ずはホテルにチェックイン
この日宿泊するホテルは少し高台にあるアンティークな宿、ディエチ・セディチ。ここのスタッフの方もアットホームでとても素敵な方々でした。
部屋は最上階でした。エレベーターはなく、細い階段を上がって行きます。
床は全て磁器タイル。水を吸わないタイルなので、海岸へビーチサンダルで出る時など良いですね。デザインも南イタリアって感じで可愛い。
浴室に浴槽は無し。イタリアで泊まったホテルにはほぼシャワーしかありませんでした。トイレは便器が必ず2個あります。
ひとつは蓋付の通常の便器。奥にあるのはビデ用で、日本では普通にあるシャワートイレの代わり。
今では日本中の自宅のトイレにさえ完備している、あのノズルが出てきてお尻を洗ってくれる便利なやつ。イタリアでは何と
手で洗うのです
うーん💦いくら石鹸があるとはいえ、直接手でいくのは抵抗がありますね。ここは文化の違いでしょう。やっぱり日本のトイレって凄い!公衆トイレでさえ付いてるところあるし、タダで使える。
イタリアは基本、トイレは有料です。駅のトイレも。一回1€(170円)
ホテルの部屋には小さいけどバルコニーが付いていました。窓を開けてみると・・・前のホテルも可愛い。海もちょっとだけ見えた。
持参したサンダルに履き替えて散歩してみました
道路を渡って階段を降りていくと・・
おぉぉ〜写真で良く見るやつ。
透き通った海。気温も高く、水着姿の人も沢山います。良いですね、バックに見える建物も相待って雰囲気最高です。
街中も少し散策してみました。
アマルフィ大聖堂前が広場になっていて、憩いの場になっています。その広場から細い路地を歩くと、ジェラート屋さんやレストランが立ち並んでいいました。
どこを切り取ってもオシャレになる
レモンも沢山売っていました。
アマルフィはレモンの産地として有名で、大きくて甘みのある品種。日本で売っている輸入レモンは酸味が強いスペイン産が多いです。レモンを使った料理やジェラートが人気です。
ここで先にイタリア入りしている杉浦氏と合流。正に現地集合・現地解散HMS。飛行機、電車の遅延ありましたが今回も無事に到着しました。この夜は現地ならではの研修をし、終了後ティータイム。
充実したアマルフィー滞在1日目となりました