家が腐っていく「新工法」

昨日、都内で開催されたセミナーはとても為になる内容でした
中小規模工務店経営者やその会社の事務さんが多かったかな?100社くらい来てました
講義途中ので近くの席同士、名刺交換のアイスブレイクがあったのですが
お隣群馬県からの北関東組と挨拶させてもらい色々と情報交換も。有意義な時間でした
聞いて良かったという講義もあれば・・・
セミナーは時間ごとテーマがあって、主催者側も「これは売れる」と思う商品・工法のパンフレットを
当日資料として差し込み配布。
流石、上手いですね。これからの住宅性能を話してその商材告知タイムとなります
商品名や具体的な内容を書くと営業妨害と言われそうなので書けませんが
その「優れた断熱材」はとても性能が良く弊社で使うグラスウールの数倍もの熱抵抗値があり
今までにない「薄さ」で施工できるのが特徴。現場で大工さんが施工してる写真もあります
まぁ、利点しか言わないのが当たり前なのですが(^.^;
残念ながら全く物理現象を考慮せず商品開発・販売されています
僕は構造見学会等で壁体内結露が起こると家が腐ってしまう事、そのために必要な事をお話していますが
その「最も大事な作業・工程」をスルーし、その「薄く優れた断熱材」だけで高性能住宅を造ってしまう内容
パンフレットで紹介している断熱材・工法が100歩譲って外皮(断熱)性能が良かったとしても
冬季、加湿された家の水蒸気は壁体内へ向かいその「メチャメチャ高い透湿抵抗」の断熱材部で結露し水に
1冬越した後には壁の中濡れて「びしゃびしゃ」でしょうね間違いなく
冬の間濡れ続けた柱や間柱には腐朽菌が発生し、やがて腐る。金物を接合している部分は本来の保持力がない状態
腐った木の周りは黒カビが発生する。気密バリアをしていない室内側にその黒カビが流入
そこに住むお客様は健康を害していく
これがパッシブハウス基準に日本の住宅・断熱性能を上げていくトレンドだとしたら本当にヤバイ
怖いのはこれが決して建築基準法違反ではないという事。知らないというのは本当に怖い
パンフレットに色々と適合性や検証データが掲載されていますが
「結露の可能性を限りなく低くするための断熱厚さを検証しています」と目を疑う文字
一応、考えてます。みたいな。勘違いのオンパレードですが、これを取り入れちゃう工務店の社長居るんだろうなぁ・・・
「知りませんでした」では済まされない。例えZEHでも腐っていく家が建ってしまう新断熱工法
で、その新工法による外皮性能(UA値)はいかに!0.6以下を下回るとあります
全然駄目ですね。絶対買いませんし、使えません。家が腐って性能も悪い
(宇都宮で新築・注文住宅ならラウレアホームへ)

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岡野 孝祐
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