江の浦測候所in根府川【MASATO】

先日、いつも仕事でお世話になっている
方に書類の提出をしたあとにちょこっと雑談^_^

「根府川にある江の浦測候所に行ってみたいんだけど、高橋さん行ったことある?」
僕は知らなかったので測候所?なにを観測してる所かな?天文台?
なんて思っていたのですが、観測する所でもなく、美術館でもなく、
なにか凄いらしいよ!とのこと。 なにか凄いところって!
面白そうなので一応手帳にメモ。

話しも終わりその日の夜、そういえば彼の言ってた江の浦測候所はどういう所なのか調べてみると、
世界的にも活躍されている写真家で現代美術作家そして建築家の肩書きもある杉本博司さんのディレクション。
構想10年建設10年をかけて作られた美術施設で今も尚、建設途中みたいです。
それだけですごい興味が湧いて次の休日に行くことにしました。だけど、そもそも根府川ってどこだろう?
調べると神奈川県の西部にある地域なのですが、宇都宮から電車で乗り換えなしで行けるじゃないですか!

そして休日の朝、缶ビールと本を持って電車に乗り込み、宇都宮からのんびり3時間半
かけて根府川駅に着きました!

田舎にある無人駅で相模湾を見渡せるとても気持ちのいい場所です、
東洋のリビエラとも呼ばれている所でいつまでも見てられます^ ^
東海道本線の中で一番乗降率が少ない駅みたいです。

そこからシャトルバスで江の浦測候所に向かいます。
乗っている時間は10分ぐらいですが、急な坂道を登って行くと目の前に広がる景色に魅了されてしまいます^ ^
シャトルバスは1日に3回の運行で施設見学は事前予約制の時間指定なので、いきなり行っても見学できません。当日券もあるのですが
人数が定員に達すると無くなってしまいます。

そして山の中腹あたりで測候所に着きました!


まず最初に待合棟でその時間に見学する人と一緒にこの施設のコンセプトと注意事項を、聞きます。
杉本さんがこの施設を構想した理由をこう語っています。

「アートとはその時代時代の人間の意識の最先端を提示し続けてきた。
今、時代は成長の臨界点に至り、アートはその表現すべき対象を見失ってしまった。
私達に出来る事、それはもう一度人類意識の発生現場に立ち戻って、意識のよってたつ由来を反芻してみる事ではないだろうか。
江の浦測候所はそのような意識のもとに設計された。

悠久の昔、古代人が意識を持ってまずした事は天空のうちにある自身の場を確認する作業であった。
そしてそれがアートの起源でもあった。
新たなる命が再生される冬至、重要な折り返し点の夏至、通過点である春分と秋分。
天空を測候する事にもう一度立ち戻ってみる、そこにこそかすかな未来へと通ずる糸口が開いているように私は思う。」

江の浦測候所 の建築と作庭の説明

各施設は、ギャラリー棟、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門、待合棟などから構成される。
また施設は、我が国の建築様式、及び工法の、各時代の特徴を取り入れてそれを再現し、
日本建築史を通観するものとして機能する。現在では継承が困難になりつつある伝統工法をここに再現し、将来に伝える使命をこの建築群は有する。

小田原文化財団 ファウンダー
杉本博司

 


▲施設の全体図
(拡大しながら見ないと分からないですが、冬至、夏至、春分、秋分の日の出を各施設で測候出来るように計算して作られています)

よく何を測候するのと?問い合わせがあるみたいですが、ここは自然や天空を展望する場所、
そして太陽の動きから自分のいる位置を確認し測候する場所で施設全体が作品となっていて1つ1つストーリーがあります。

ラウレアホームでは新築の住宅を建てるさいに南向きの家を建てない(建築する敷地などの条件によりますが)、
その土地にど方角からどの時間帯に風が吹くのかなどを調べてから設計をしています。
古代の人も太陽の動きや自然の動きを観察しながら日々の生活をどう豊かにするかを考えながら暮らしていたんだなぁーと感心!


▲説明を受けた待合棟で使われていたのは、樹齢一千年を超える屋久杉のテーブルで片側を支えているのは高野山大観寺にあった石製水鉢。
長い年月を過ごしてきた歴史を感じます。
あと、個人的にお気に入りなのがこの椅子。
片側だけ肘掛が切り落とされていて、椅子を引いてから座るまでの動作が圧迫感無く行え
ます。あと、形も美しいですね〜^ ^

 

▲夏至光遥拝100メートルギャラリー
(夏至の日の朝だけ海から昇る太陽光がこの空間を数分間に渡って駆け抜けるようになっています)

 

そしてここからいよいよ見学です!が
ここまで長々と書いてまだ見学してなかったの?って言われそうですね^^;

続きはまた後編で!

(宇都宮で新築・注文住宅ならラウレアホームへ)

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