2024-高気密高断熱住宅なのに寒い理由

以前、高気密高断熱住宅についてブログを書きましたが、最新2024バージョンで書き留めておこうと思います。毎週水曜日19:50〜百年の家project

注文住宅のミライ2021

というタイトルで3大SNS(youtube、Instagram、facebook)同時LIVE配信をしていますが

高気密高断熱住宅なのに寒い

というテーマは数あるテーマの中でもダントツで視聴者が多く、それはなぜなのか?を紐解きながら解説します。

前回LIVE放送の内容になりますが、先ずは「高気密高断熱」の高気密の部分。

住宅を供給する我々ビルダーには大手ハウスメーカー、工務店と大きく2つの家づくり企業がありますが、自社の強みとして高気密高断熱を謳わない会社は無いのでは?というくらい簡単にこの言葉を使っています。

弊社の住宅は高気密です

と説明され、何を根拠に言っているのかもお客様は知らないので、疑いもなくそのまま信じてしまう事が多いそうです。

「気密性」とは読んで字の如く、空気の密閉性が良いことを指すのですが、何で高気密だといいのでしょうか。

真実を知らないのは一般のユーザー様だけでなくプロも解っていないのが実情です。そもそも、「高気密です」と言うのであればお客様に引き渡す住まいを

全棟「気密測定」するべきで

モデルハウスだけ測った数値では意味がないのです。後で真実の部分「水蒸気」について詳しく説明しますが、確かに空気も隙間から漏れてしまうような家であれば当然その漏気によって熱損失が起こりますから、空気が流れにくい気密性能というのも大事なことですが。

家の気密性能を表す指標に相当隙間面積C値というものがあります。

これは、一定のルールに沿って気密測定機を使って漏気量を測定し、その家の床面積で除した数値がC値になり

高気密と言っていい値としては

C値=0.36cm2/m2以下となっています。

ですので、測ってもいないのに「高気密住宅」と宣伝文句にするのはどうなのかな?と疑問に思う次第です。

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もっと酷いと思うのが、ルールに沿って気密測定をしていないという事。家の隙間を測定しますので、測定時は「目張り」という家に開けられた「穴」を塞いで良いことになっています。

そこにはルールが決められていて、壁や基礎に設置された換気スリーブ。

これは塞いでOK。でもサッシの枠にテープを貼ったりは駄目。これをやって良い数値が出たとしてもインチキになるので、ズルをした事になります。

会社名は伏せますが、以前百年の家project加盟店でこのインチキ測定をして破門になった工務店があります。お客様だけでなく、仲間にも嘘をつく。破門にされて当然です。

話をタイトルに戻しますが、高気密な筈なのに寒い。測っているならまだしも測ってもいないのに高気密と言われそう信じてしまった場合。

実際は全く気密性が無いのに高気密と思い込んでしまっている場合が多い。だから寒いんです。

隙間風が多いのですからそれは寒いですよね。気密性能は気密測定でしか証明できません。

お引き渡しをされる自分の家が測られて、良い数値が出て、やっと高気密住宅としてお墨付きを貰うのです。

それから、この気密性の本来の意味。重要なのは湿気(水蒸気)をいかに「断熱材の室内側でブロックできているか」

なのです。防湿層を施工していない気密住宅(中気密程度でも)程怖いものはありません。例えば冬場。

室内空気が23℃相対湿度50%だった場合、12℃で結露しますから、断熱材に水蒸気が透過していけば断熱材内部で水蒸気が結露し水になる。水で濡れた断熱材は断熱材じゃありません。

断熱材を保持している土台・柱・桁という軸組材(ツーバイならスタッド)がその水によって腐ります。

防湿されていない高気密住宅が最も腐る家

という怖い事実。C値が良い事以上に、防湿された上で良いという事を知っておいてください。

今回、少し難しい話になってしまいましたが、4月の下旬に久しぶりの

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