2018HMS海外研修/北欧建築・スウェーデン3
スウェーデン3日目の朝
ランニングシューズとスウェットを持参した僕。早朝ストックホルム市内を走ってみました
ホテルから前日午後に立ち寄ったガムラ・スタンまで片道30分。往復1時間、良い距離です
相部屋の仲間を起こさないよう、そっと着替えて外へ。少し肌寒いけど走ると丁度いい
こんなロケーションの中を走ります。朝早いので街中にいるのは散歩かランナーの人達だけ
前日の夕方は激混みだった北欧のベニス、ガムラ・スタン。映画「魔女の宅急便」のモデルになった地区で教会や観光客向けのお店が沢山あります
特にゲートがある訳でもなく、普通に走って入れます。坂道が多いのでランニングにも変化が出て楽しいです
ちなみに上の写真は前日撮った広場の写真
このカフェの前で撮影された映画も沢山あるそうです
人でごった返していた石畳の歩道を駆け上がり、中央広場へ出てUターン
ガムラ・スタン周辺の景色を満喫しながらホテルに戻りました
皆で朝食をし、レンタカー屋へ。いよいよアスプルンド・サマーハウスへ行きます!
写真でしか見たことがないサマーハウス。仲間がいるから行けます。長距離なので運転は交代で
市街地を抜けハイウェイに乗ります。近代的な景色から大自然へ
信号の交差点も殆どありません。道路の分岐はランドアバウトという環状交差点式になっており
サークルに入ったら出たい番号のレーンに移動し、車線変更していきます。慣れないとタイミングが難しいですが
間違えてももう一周して出れば良いのでそんなに心配は要りません
アメリカに続き、北欧でも車でドライブ。HMSは凄いツアーです(^.^;
スウェーデンの田舎道を走っていると、目に入る赤茶色の外壁で造られた家。カッパーレッドと呼ぶそうです
このカッパーレッド、大草原のグリーンに合うんですね意外と。殆どの戸建て住宅がこの色でした
注文住宅で居宅だったり、別荘なのかな?ガレージがあってBBQセットが置いてある
週末は家族や友達と、ここでのんびり過ごすんでしょうね。サマーハウスも別荘です。今は誰も住んでませんが
使っていた時は夏の間滞在し、サウナに入ったりして楽しむそうです。そうそう、スゥエーデン・フィンランドの人はサウナが大好きです
数時間、この景色の中を走り更に森の奥へ。「本当にここで合ってる?」という感じの細道です
今回は現地で活躍されいる建築家、エリックさんが見学ガイド。サマーハウスで僕達を待ってくれています
深い森の中を抜けると・・・・
おおぉぉ!アスプルンド!サマーハウス!来ちゃった、来ちゃいました
建築家だったら誰でも憧れる北欧建築の巨匠、アスプルンドの代表作「サマーハウス(夏の家)」が目の前にあるんです
自然と溶け込んだ平屋建て。切り妻屋根でケラバ側軒の出はほぼゼロ。外壁は敢えてカッパーレッドではなくホワイト
少し高い地面に建てて、窓から景色を見下ろすランドスケープデザイン。他の別荘達とは次元が違います。
やられました・・・「どうだ、見たか」というアスプルンドの自信が垣間見える瞬間でした
まだ中に入ってないのに(汗)
待っててくれた長身・イケメン建築家のエリックさん。サマーハウスの事、ここでの過ごし方
アスプルンドの設計手法を説明してくれます。英語で(笑)
全部は分からないけど、ジェスチャーとスマホの画像検索をお互い使って情報のやりとり
便利な時代です。重要なポイントは理解できました
ダイニングルーム。スゥエーデンという国で太陽の角度・動きを計算された窓配置
斜光が差し込んで来るので横長窓が適しています。照明は必要最低限。自然光を上手く使って柔らかい光を取り込んでいました
先程、エリックが持ち上げていたのは上げ下げ窓。夏は蚊が多いとの事でオリジナルの網戸を操作していたところです
リビングから見えた景色。もう絵画です。建物も惹きつける魅力たっぷりですが
サマーハウスのどこが一番良い?と聞かれたらロケーションです。
少し高い位置から目線を下にやると対象物(木や岩)を通して水辺と草原が奥まで続いている
絵画のような景色。窓がピクチャーフレーム
椅子に腰掛け、眺めているだけで幸せな気持ちになってきます
リビングの窓から前の家の給湯器が見える我が家とは違います(笑)
ここで、エリックさんがホットコーヒーを出してくれて皆で飲みました。美味しかったなぁ
湖反対側はこんな感じ。キッチンが中と外で使えるようになっていて、ありましたBBQコンロ
この景色でアウトドアを楽しまないのは駄目ですよね
そろそろトイレに行きたくなったな・・・と思っていた頃、流石エリックさん
「後ろにトイレあるから入っていいよ」と言ってくれました
この三角の建物がおトイレ。水洗ではありません。タンクに落ちるだけです
でもアスプルンドの建築です、はい
建物北にロック(巨大な岩)があって、そこから見るサマーハウス
屋根が折れているのが分かりますか?写真で言うと左上からロックに向かって卓越風(季節風)が吹くので
その流れに合わせて屋根と建物を配置してこうなったそうです
もう、アスプルンドにカウンターパンチ食らったような気持ちになりました
右上にあるカッパーレッドの小屋みたいなのがサウナ。あのサウナで汗をかき、桟橋を走って湖にダイブ、クールダウン
エリックの話では予約すればサマーハウスに泊まれるそうなので、「来年来ちゃうか?」と盛り上がりました
まだまだここに居たいし、聞きたい事も沢山あるけどエリックも帰りたそうなので最後の質問タイム
丁寧に、言葉の通じない日本人相手に色々教えてくれました
帰りも車の中でもアスプルンドで盛り上がり、1時間程走ったところで僕がサマーハウス前の立木下にカメラを置いてきた事が分かる
メンバーに平謝りして(汗)取りに戻る。あって良かった。というかこんな奥まった場所、エリックも居なければ誰も来ない
本当に贅沢なプライベート見学ツアーだったんだ、と改めて感じました
近代的なストックホルム市内からは想像もできない絵本の世界
そこにひっそりと佇むサマーハウス。圧倒的な存在感で
スウェーデン4に続く・・・
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