正しい加湿の知識その1
冬になると出番になります「加湿器」
なぜ、冬はお部屋が乾燥するんでしょうか。
ちなみに今朝5時45分の宇都宮気象台発表による宇都宮市の気温は6.2℃、湿度は80%。
ここで言う湿度は「相対湿度」と呼び、温湿度計があればそこに表示された湿度の事を言います。
一見、「80%って湿度高いよね!」と思いがちですが、
ここが大きな勘違い。正しい知識を持たない寒い暮らしから抜け出せなくなってしまいます。
今回、少し難しい内容になりますが家を建てた人、これから建てる人も重要な話なので頑張ってついてきてくださいね。
先ず、こちらの画像を御覧ください
↑こちらは「湿り空気線図」と言って、理科年表等に掲載されている温度と湿度の関係を表した図になるのですが、
ラウレアホームで新築されるお客様の教科書と言って良い程、重要な書類になります。
先程、外の80%って湿度高いよね?というのは家で過ごす環境の場合は間違いだという事を認識しましょう。
表の一番下の横軸に描いてある数字は気温(室温)です。今朝の宇都宮の気温は6.2℃でしたので、そこに青丸を入れ気象庁発表の相対湿度80%の点を垂直に上がった交点で◯にします。
ここが、その空気環境の温湿度。次にとっても大事な話をしますが、この時に加湿をしないで暖房をし部屋を27℃に暖めると
何と、相対湿度(湿度計が指す湿度)は20%になってしますのです。カラカラの乾燥空気。喉もカラカラ。なぜなのでしょうか?暖められた空気は膨張し体積が広がるので、水蒸気を含んだ空気の空間も一緒に膨張するので空気体積に対する水蒸気量が減ってしまうのです。
だから冬は加湿が必要なんですね
良く、「エアコンは部屋が乾燥するから使いたくない」という人も居ますがそれも間違った知識。エアコンは暖房効率が高いので、暖める力が強いから早く乾燥するんです。
室内燃焼式の石油ファンヒーターやガス暖房機は燃焼する事で水蒸気を出しますので多少加湿はできますが、二酸化炭素を出すのでこれはまた問題です。
やはり暖房器具は安全で効率の良いエアコンをお勧めします。最近ではエアコンで加湿機能が付いてる物もありますが、評価レビューサイトを見ていただければ一目瞭然、殆ど加湿できない上に電気代が膨大になるので全く使えないという評価が多く見られます。
やはり、ここは加湿器が必要。また湿り空気線図を見て欲しいのですが、緑で上書きされたプロット位置
冬場に暖かく快適だと言われる温湿度指針が23℃50%
インフルエンザウィルスも活動停止状態になるので、身体の防御力も高くなります。
ではラウレアホームの室内環境はどうなのか?一番暖かくしたい部屋「脱衣所」の温湿度データが赤い部分。写真も撮りました。
安全な暖房機、エアコンで暖房され加湿器で加湿を行っています。
27.3℃、相対湿度33%
え?全然湿度足りないじゃん!と思った貴方。実はこれ全く問題なく、ちゃんと快適だという話。
次回詳しく解説します。
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