地中熱取得効果-実測値公開

10月下旬、日中半袖でOKな日もあれば12月並に寒い日もあり
服装に困る時期ですね。10月といえば体育祭や運動会のシーズン。
実は私、自治会班の班長を仰せつかっておりまして本来であれば
自治会の運動会準備等忙しくなる筈。コロナ禍という事もあって今年のイベントは全部中止。
「楽」と言ってしまうと怒られそうですが、自治会費集めるくらいしかやる事がありません。
地域交流という意味でもコロナの影響は大きいですよね。
話は変わりますが、ラウレアホームでは新築住宅で義務付けられています24時間換気システムに
地中熱+住宅排熱を利用するという手法を用いています。
ただ「省エネに貢献」と言いましても、実際どれくらい地中熱による熱取得効果があるか分かりませんよね。
そこで、弊社モデルハウスで取得した去年冬のデータを公開したいと思います。
モデルハウスは特許工法J・2×ハイブリッド+クインタプルコアシステムを採用していますので
Ua値は0.26という断熱性能である事、気密性能はC値0.06である事を先にお伝えしておきます。
先ずこちらのデータ(画像)ですが2019年1月1日~31日の一ヶ月間の宇都宮気象庁のログになります
日中の最高気温と最低気温のところを見てみますと

画像はあくまで気象庁宇都宮市での測点ポイント記録データとなりますが、
(スマホで見辛かったらすみません・・・)
宇都宮寒いですね~日中は10℃前後でも、深夜朝方の気温は氷点下。-5.3℃なんて日もあります。
という事は・・・24時間換気システムの給気口が壁付で熱交換が無い場合はほぼその同じ温度の空気が外気から
室内に取り込まれ部屋に入る事になります。暖房機も大変ですよね。寝てる時に暖房してないとしたら
換気システムによって急激に室内の温度が奪われてしまいます。朝起きた時には室温10℃前後なんて事にもなりかねません。
ラウレアホームの24時間機械換気システムは、この寒い空気を一度基礎断熱した床下を経由する事で
地中熱で一次熱を取得、家の換気で排気で捨てる空気の「熱」だけを給気に受け渡し二次熱を取得。
給気温度を上げる事に成功しています。

上の画像は、先程お出しした気象庁データと同じ月日のモデルハウス床下のデータ。
左から1日置き、30日間の外気温と床下気温を記録したものです。
青い直線が、最低気温→最高気温のプロットで、赤い横線が基礎内部の気温=空気温度になります。
どうでしょうか?多少上下しますがほぼ横線になっていますね。
縦の赤い垂線を見てください。この日、1月で一番寒かった日。日中は13℃ありますが夜間は-5.3℃
何と一日の気温差18.3℃。それでも床下の中の空気温度は16℃を超えています。
実は地中熱は13℃程度なので、それ以上気温が上がる筈がないのですが
ここにラウレアホームのカラクリがあります。それは排気熱からの熱回収。
換気システムの排気ダクトを給気ルートと同じ空間に設置する事で、汚れた空気自体はきれいな空気と混ざらずに
熱だけを給気に受け渡しています。
ここで3℃上昇して16℃。これだけでも凄いのですが、この先があります。

こちらが室内給気口の吹出し口前につけた空気温度。要は室内に入ってくる空気の温度です。
何と

18℃

-5.3℃が地中熱と排熱の熱交換によって18℃に上がっているのです。室内は25℃に暖房していますので
足りない温度は7℃。エアコンも省エネで動きますね。
 

これが一生続く家なのです!

実はこの先にもっと凄い省エネ技術を使ってエアコンの消費電力を下げているのですが
そこはナイショ。モデルハウスに来頂ければ見られます。
(宇都宮で新築・リフォームならラウレアホームへ)
[staff]
有限会社 ラウレアホーム
〒329-1106 栃木県宇都宮市上大塚町145-20
TEL 028-672-0683

岡野 孝祐
代表取締役
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