いざ、八ヶ岳音楽堂ホールへ!前編【MASATO】
こんにちは!工事部髙橋です!
皆さんお盆休みはどうお過ごしになられましたか?
ちょうど台風がきたりとなかなか予定を立てるのも大変でしたね(^-^;
私は久しぶりに八ヶ岳の方までドライブがてら建築探訪に行ってきました!
八ヶ岳音楽堂へ建築探訪! 設計 吉村順三
山登りでは今まで何回も行った八ヶ岳。その山麓にある八ヶ岳高原音楽堂ホール(公式HPへリンク)が期間限定で一般開
放されると知り宇都宮から車を飛ばして見学に行ってきました!
普段はここで行われるクラシックのコンサートなどを聴きに来た人だけが音楽ホール内に入れるので
すが、私にはクラシック音楽はちょっと敷居が高いのでなかなか行けませんでした(^-^;
宇都宮から3時間かけて到着!
あたりは白樺の樹々とその下には八ヶ岳特有の苔むした景色がいつ来ても気持ちがいいですね!
天気はあいにくの雨(^-^; ですがその代わり苔の緑が鮮やかです^^
音楽堂は標高1500mの場所にあるのでとても涼しく、下界は36℃近くありましたがここは
18℃ぐらい。
駐車場に車を停めて、そこから木立の中を歩いて行くと・・・
音楽堂に到着!
アプローチから少し高い場所に配置されていて見上げる形で視界に入ってくるので、より感動しますね^^ 思わず「お~」と声が出てしまいました!
(周りに誰もいなかったのでほっとしました(^-^;)
軒先が一定の高さで回っている大屋根は思っていた以上に軒先がとても低く作られていて、自然の中にすっと納まる形です^^
(少し霧がかっていますが、それがなんとも幻想的。)
屋根のとんがっている部分はトップライトになっていて、八ヶ岳の赤岳、横岳がモチーフになっているそう。
深い軒先には雨どいがついておらず砂利に落とす形。
ただ人が出入りするポーチの屋根だけは樋がついています。
構造はRC造の上に木造の屋根を乗っけています。
ホールの外周を廻る特徴的な6角形の柱は型枠に杉板を使っているのでコンクリートの表面に杉の木
目がきれいに出ています。そして少し茶色っぽく見えるのは何か色を入れているのか、無機質なコンクリートが柔らかな印象になります^^
ホワイエの全景
(一番奥に見える扉がホールの入り口です。)
木のぬくもり溢れる空間になっていて、床はチーク、天井はカラマツなどが使われています。
そして吉村さんがよく使う障子です。
一枚の障子に見えますが三枚引きになっていています。
桟の見付き寸法がすべて同じなので三枚重ねても一枚に見える吉村さんがよく使う手法。横桟がジグザグになっていて珍しいデザイン。ここのためだけに作られたのかもしれないです。
入口近くに置いてあるグランドピアノの中を見ると国内外の著名な方々のサインがしてあります。
葉加瀬太郎さんもよくここでコンサートをしているみたい。
この音楽堂のために作られた、たためる椅子。
左側の2つは生地がミナペルホネンの特別仕様!いつかはほしいな~^^
と思いつつ、いざ音楽ホールの中へ!
と行きたいところですが話しが長くなりすぎたので続きは後編で!