いざ、八ヶ岳音楽堂ホールへ! 後編【MASATO】

こんにちは!工事部髙橋です!

今回は建築探訪、八ヶ岳音楽堂の後編!
前編を見ていない方はぜひそちら(前編にリンク!)も先にみて下さいね^^

 

いよいよホール内に入ります!

 

入ってすぐ1間ぐらいは天井がグッと抑えられています。

そして進んで行くと…

 

ホール内部の大空間!

 

おー! 写真では見たことがありましたがやはり実際に見ると圧倒されてしばらく動けません(^-^;

 

 

内部はカラマツ梁の現わし。かぶら束にしてホール内は無柱空間になっています。

三角屋根についているトップライトはブラインドがついているので明るさを調整できるそう。

 

 

250ある客席の椅子はすべて吉村さんオリジナルのたためる椅子になっていて企画内容により変化する客席に対応できるようになっています。

革張りの座面は経年変化して出た艶感がなんともいい表情をしていますね^^

 

開口部は音楽ホールとしては珍しく壁一面ガラス張りになっていて八ヶ岳の森が見えます。
そしてこの建具はすべて壁に引き込むこともでき、内部空間と外部空間が一体に!
ホール内部に入れない人たちが芝生に寝そべりながら音楽を聴くこともできるそうで
なんとも気持ちよさそうです^^

 

理想的な残響1.6秒

音響面ですが主に室内楽の演奏想を想定し、理論的に基づく実験と世界的ピアニストのリヒテル氏をアドバイザーとしてむかえ、人の耳による確認を繰り返しながら小ホールとして理想的な残響時間1.6秒を実現したそう。

木がふんだんに使われているホールは弦楽器との相性が抜群で、時間の経過とともに味わいのある良い響きに変化しているそうです。

まさに音楽堂自体が名楽器みたいですね!

 

内壁のカラマツ板の間には吸音用のスリット挟んで音の反射などを調整し凸凹を付けて面が対面しない形状。

(これを取り付ける大工さんも一苦労だったでしょう(^-^;)

 

いつまでも入れそうですが、時間も差し迫ってきたのでホールを出ると、先程は閉まっていた障子がすべて引き込まれていて窓からは中庭がきれいに見えます!

軒の見え具合がいい感じですね~^^

 

八ヶ岳音楽堂までは遠かったですが、今度はコンサートを聴きにまた訪れたくなりました^^

高橋 勝人
工事部:部長
ニ級建築士 / 福祉住環境コーディネーター2級 / 二級建築大工技能士

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