2018HMS海外研修/北欧建築・スウェーデン2
アスプルンド・サマーハウスの前に、せっかくスゥエーデンに来たら見学したかったのが
ゴミ処理問題
前に某TV番組で「世界で最もゴミ処理・リサイクルの進んだ国」と紹介されていたからです
どこか見に行きたい場所ある?と聞かれ、ここは僕がリクエストしました
朝食後、ホテル周りの景色。斜光が眩しいです。
このライオンがここ商店街のシンボルマーク。通路の車止め代わりに沢山置いてありました
この日は電車・トラムで見学場所のハンマルビュヘイデンへ。現地にお住まいの日本人ガイドさんも来てくれます
トラム(路面電車のようなバス)に乗って、電線から給電して走ってるのに偶にエンジンの音がする
??と不思議に思っていましたが、家庭ゴミ・リサイクルの過程で出る「バイオエタノール」を燃料にした
ハイブリッドカーだと後で知ります。公共交通機関においてもハイブリッド式を先駆け取り入れています
世界中からここ「ハンマルビュヘイデン」へゴミ処理を見学に来るのでちゃんと事務所があります
ガラス張りでスタイリッシュな事務所
説明をしてくれる担当の方と挨拶を交わし、通訳の方を挟んでゴミ処理の流れを聞きます
ただ燃やすのではなく、徹底的に分別しリサイクル。家庭ゴミも日本のようにビニール袋が道路に積み重なっていたりしません
随所にあるゴミ置き棟へ行き、鍵を開けその中の分別BOXに分けて入れるか
これです↓↓↓↓
ここは集合住宅の間にある自転車置場スペース脇の緑化コーナー
ここに色分けされた筒の頭が4-5本出ており、鍵で蓋を開けるようになっています
何とこれ、ゴミを入れる投入口。ちょっと小さいですがそれには理由があります。
下に一度落ちるのですが、そこはゴミ溜めではなく落ちたところも横ダクト
詳しい説明を聞いてびっくり!ゴミ処理場まで地下で配管で繋がっており、投下したゴミは
「時速70kmのエアですっ飛んでいく」
との事。ゴミが投入されないとエアが来ないよう無駄のないシステムになってるそうです
詰まったりしないの?と聞くと、はやりそれはあるそうで地下のメンテナンススペースから対処するとの事
とにかくゴミがその辺に落ちてない。集積所が見えない。ゴミ出しが楽
少し歩くと、マリーナのある公園に出ました。平日だからでしょう、人気のない閑静な場所でしたが
湖にビーバーが住んでると聞いて「見られたらいいな」なんて思いました
この公園遊歩道にあったゴミストッカー。ここにも日本にはない最先端のシステムが
何故か進化順に並んでましたが(笑)よくあるゴミ箱が右2つ。この公園でメインなゴミ箱が一番左の物
ゴミ箱天板には太陽光発電モジュールが組み込まれていて、ゴミが満タンになると収集運搬会社に通信で知らせ回収に来ます
空なのに来ないよう、時間と燃料の無駄を防いでいるんですね
ここにも国を挙げて「低炭素社会」を実現しようとする本気度が伺えます
素晴らしいです。日本も東京オリンピックに合わせ、ここは整備して世界にアピールして欲しいですね
ビーバーに会えるかな?とワクワクしながら湖畔を歩くと、また不思議なポールに付いたBOXが
これは本のリサイクル。読み終わった本をここに入れておき、誰か欲しい人が来たら取って行って貰う
プレゼントBOXのようなもの。ある程度時間が経つと下の棚に移動していき、誰にも取ってもらえなくなると回収します。
何か良いですね。中古で売りさばきお金に替えるのも良いですが、どうせ読まないしと欲しい人に本をあげる
図書館もあるけど、近所で本のシェア。こんなの近所でできないかなぁ
この湖畔にボートを持つのは成功者のステータス。権利金も高額ですが、空きスペースの予約から取得まで30年かかるそうです
若くして成功しないと無理っぽいですね(^.^;
その他、水の流れをブロックで調整し泡に。酸素を沢山入れてから湖へ放流するアイデアとか
目から鱗なリサイクルシステムを見て、感動しました
また先程の事務所へ戻り、詳しい説明を聞きます。街の冷暖房もゴミ処理場で出た熱や湖の水温を使って省エネになるよう工夫していました
個別暖房ではなく街全体をセントラルヒーティングしています
ストックホルム2日目の午前中は、ここで終了。またバイオエタノールで走るトラムに乗り次の場所へ
スウェーデン3に続く・・・
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