「地味のあるデザイン」【MASATO】
こんにちは!工事部髙橋です!
読書の秋ですね^^ 雨が降っている日はどこにも出かけられないのでお家でゆっくりするのもいいものです。
地味のあるデザイン 小泉誠
家具デザイナーである小泉誠さんが普段はあまり話をしない「原点」「価値観」「方法」「スタンス」「今」について語っている本です。
家具だけでなく生活に関わるものをなんでもデザインしていて、住宅も年に1回手がけているそうです。それは生活に必要な道具は「家の道具」であり見方を変えれば家も道具やくらしの器である見方ができると語っています。
例えば北欧の家具デザイナーといわれる方々は建築もやっているのが普通でアルネ・ヤコブセンやコルビュジエ、アアルトなど一般の方は家具デザイナーという認識を持っている方が多いと思いますが、彼らはみんな建築家です。建築をやる中でその空間に合う家具のデザインを一緒に行っていました。
小泉さんがデザインした暮らしの道具は一見すると何の変哲のなさそうなさりげない佇まい。しかしよく見て触れてみるとその地味に込められた想いが伝わってきます。
モノづくりを通して、人や生活のあり方を考えさせてくれる、そんな本だと感じました。